東日本大震災からまもなく10年・・・
2020-12-09

東日本大震災からまもなく10年・・・
宮城県南部に残る唯一の被災建築物である中浜小学校。
震災遺構としてオープンした山元町の中浜小学校へ行きました。
大津波による甚大な被害を後世に伝え、震災の風化防止と防災意識の目的とし一般公開しています。
90人の命を守り抜いた小学校。
ここであったことを、
自分の目で見て、考えて、読み取ってみようと・・・。
中浜小学校は海から400m
青い看板は津波10mの印です。避難をした場所がこの上にあります。
この階段は、校長先生が子供たちに屋上に上がるように指示を出した最後の場所です。
屋上にある屋根裏倉庫で90人が寒さと余震と戦い、冷たい床の上で一夜を過ごした場所です。この下には海水がきていました。
校長先生はこの避難場所の判断が正しかったのか今でも葛藤を感じるのだそうです。
90人の命を守り抜いた校舎は、津波や高潮への対策が事前に施されていました。
津波の高さは10m。校舎は1階の高さが4mで2階建ての為、高さ8mです。
そしてこの小学校を建設する時に2mの地盤のかさ上げをしていました。かさ上げがなければ・・・。
時間が経ってしまった今だからこそ自分の目で知る必要があると思い見学をしましたが、本当の意味で忘れてはいけないなと感じた一日でした。
投稿者:仙台営業所